我が家がチワワを選んだ理由
3人家族の我が家に2人目の「娘」がやってきたのは8年前の冬のこと。
チワワのアッシュ、今年で9歳を迎えるロングコートチワワのメスです。
一人っ子の娘が小学生になった時、兄弟がいないので代わりに小さな命が成長していく姿、それを育む心を持ってもらいたい気持ちから犬を飼う事を決めました。
主人も私も犬が好きですし、それぞれ実家で飼っていた経験もありました。
残るは犬種を決める作業。マンション住みなので小型犬にするとだけ決め、いくつかのペットショップを回りました。
どの犬も可愛かったのですが、数件目で出会ったチワワに家族全員が気になりました。
どこか寂しげな瞳で目が離せなくなったのです。ほぼ直観でその子に決めてしまったのですが、散歩もあまり必要なく外出にも連れて行きやすいチワワは、最初から候補の1つではありました。
チワワの一般的なイメージ
チワワは純潔種の中では世界最小の犬とされています。
大きな愛らしい瞳も印象的で、CMでもその瞳の魅力に負けてしまい、つい購入してしまった作品が話題になりましたよね。
体重も1~3kg程度と軽く、雑に扱うとすぐに骨が折れてしまうのでは?といった不安を感じる人もいます。
また小さい割に勇敢で大きな犬を怖がることもなく、人間にも犬にもフレンドリーな犬種のイメージがあるようです。
ただ最も頭に浮かぶのは、飼い主には従順で甘えん坊なイメージではないでしょうか。
映画やドラマでも飼い主の膝の上にちょこんと寝そべっているチワワの姿。
あれこそまさに、チワワの小ささや可愛らしさを最も具現化したものに感じられます。
実際にチワワを飼ってみたら?
どの犬種を飼っても同じですが、子犬は家に慣れるまでトイレの失敗やエサを残したりと心配事は尽きません。
ただ我が家のチワワはそういった失敗も少なく、比較的早くトイレも覚えてくれましたし、エサを食べない心配は全くありませんでした。
ただ寂しげな瞳ではあるもののやはり子犬。好奇心は旺盛で甘噛みも盛んでした。
この甘噛みは以前飼ったポメラニアンよりも頻繁で、しかも結構痛かったのです。一時頻度が多い時があり、気になって購入したペットショップに問合せたこともありました。
時期が来れば落ち着きますの言葉通り、それから1か月程度で収まりホッとしたことをよく覚えています。
我が家の場合、性格は非常に内弁慶です。毎日散歩に行きますが、とにかく犬を怖がります。
そのくせ興味はあるので、犬が去った後に名残惜しそうにその後ろ姿を見つめています。
お友達の犬と遊ばせても固まるか逃げてしまい、絡むことがないのはとても残念です。犬に興味があるのに、恐怖心の方が勝ってしまっているのかもしれません。
犬以上に怖がっているのが猫で、路地に多くの猫が集まる場所に遭遇した時は、抱っこされているにも関わらず「キャン!」と鳴きだしました。
それなのに家では強気なことも多いのです。
特に小麦が大好きらしく、パンを焼いている時だけは、少し貰えるまでずっと吠えています。
玄関が鳴ると大騒ぎで、誰かが訪ねてくるのも大好きです。男女問わず人間が大好きで誰にでも甘えますが、小さい子は何かされるの?と不安なのか、自分からあまり近寄ることはありません。
チワワのここが好き・ここが大変!
我が家のアッシュの好きなところは、食べ物に執着している時以外は大人しく、良い子である点です。
特に友人宅に連れて行ったり、外で食事する時は一切吠えることもなく大人しくしています。
そのため預けやすく、一緒に連れていけない1泊の外出時に友人に預けても、手がかからないのでむしろ歓迎してもらえます。
そういう時は全く吠えず、時折甘えながら過しているので「本当に良い子ね」と誉めていただくのですが、帰るとその反動でちょっと騒ぎます。
小さい体で場の空気を読んで過していたこと、やはり飼い主には甘えているのを感じるとより愛しくなりますね。
大変だと感じる唯一のことは毎日の散歩です。
チワワは散歩の必要がない点も購入の決め手だったのに、生後半年で避妊手術する前に生理がきました。
その際に生理用のオムツを着けていたのですが、その時から家の中でオシッコを一切しなくなったのです。
一度決めたマイルールに忠実な性質があり、オムツを外した後もその習性は変わりません。
かくして毎日2回、雨の日も雪の日も、台風が来ても散歩に行かなければならないのは大変な時もあります。
何より雪の日は、当の本人が震えて行きたがらないので「家の中でしてよ!」とこっちが震えたくなりますが、それでも風邪をひくこともなく病気知らずで元気です。
体高もあり体重も3kg弱とチワワにしては大きめで、毎日の散歩で筋肉質でもあるせいかとても丈夫。
病院も予防接種以外ほとんど行く必要がありません。
もう8歳になってしまいましたが、これからもずっと元気で長い間一緒に暮らして欲しい。切に日々そう願っています。
(ライター:はすみ)