生後2ヶ月の子犬のしつけはいかがなものでしょうか?
マルプーのモコがうちに来てからそろそろ1週間と少しが経過しました。
来たばかりの子犬に施す一番最初のしつけと言えば、やはりトイレのしつけではないかと思います。
ケージの中ではトイレの成功率100%だけど
犬は基本的に自分の寝床を汚さない習性があり、その習性に従って行動している限りは、ケージの中にトイレを設置しておけばそこに排便してくれます。
ペットショップではトイレのしつけはまだ出来ていないとの事でしたが、ケージ内にいる限りはうちに来てから一度も粗相は見られません。
けれども、遊ぶ時に部屋の中で放し飼いにした時は、まだまだあちこちで粗相をしまくりです。
しつけの本を10冊程度読んでみたところ、どれもトイレのしつけに関しては共通しており、部屋に放つ前にサークル内などに入れて排便させてトイレを覚えさせろとあります。
うちの場合は、クレートを使用せずにケージをハウスにしてしまっているので、なるべくケージの中での排便を確認してから外に出すようにしています。
ウンチの方は、そわそわしながら床の臭いを嗅ぎまわるなど、便意を催した時の仕草が非常に分かり易いので、その都度トイレに連れて行っていたのですが、どうも明るいところでの排便は苦手らしく、暗い人目につかないところで排便したがります。(粗相で怒った事はないのですが)
そこで思い切って子犬がウンチをしたがる場所にトイレを移動したところ、きちんとそこでウンチをしてくれるようになりました。
オシッコの方の成功率は30%程度で、あっちこっちで粗相し放題です。
まあ、まだ1週間強ですので焦らずゆっくりと前進出来れば良いなと思います。
フードで釣ってお座りは出来るようになった
フードで釣って芸を仕込むやり方は、犬が人間に対する忠誠心よりもフード欲しさに表面的にいう事を聞いているだけになるので、あまりやらない方が良いという考え方をする人もいます。
私自身、フードで釣る事の良し悪しについて語れるほど知識と経験がありませんので、今後は色々なやり方を試してみたいと思いますが、確かにフードで釣った時はいう事を聞くけれど、遊びで興奮状態だと全く人のいう事を聞きません。
シャレにならない噛み癖
ウチに来たばかりの頃から、かなりハグハグする子だったのですが、最近はガブガブになって来ました。
子犬なのでそこまで痛いという事でもないのですが、噛みどころが悪いと手が傷だらけになったりします。
ちょっとこれはヤバい傾向です。
モコは生後7~8週で母犬から引き離されていますので、兄弟同士でのじゃれ合いや、母犬からのしつけが足りていない模様です。
更に私の勉強不足からか、うちに来てから自由にさせ過ぎてしまった部分もあるかも知れません。
噛み癖を解消する為にやるべき事
生後2ヵ月ワンコは可愛い盛りではあるのですが、この2ヶ月~4ヶ月の間が最も社会性が身に付き易い時期と言われています。
親元で兄弟と共に暮らしていれば、甘噛みの強さなどは自然に学んでゆくのでしょうが、母犬が子犬に施すしつけはかなりスパルタンです。
ですが子犬もなかなか負けてはいません。
母犬に押さえ付けられながらも、牙を剝いて唸っている子犬もいます。
母犬でさえ子犬のしつけには手こずるのですから、人間がしつけるのは更に大変なのは当たり前です。
色んな本を読んで、これは良さそうだというやり方を試してみます。
出来るだけ人の手を噛ませない為の配慮
子犬が噛みついてくるのは、大体が遊びで興奮しすぎて人の手足をガブッというパターンです。
勢いでガブッとやられないように、子犬がお気に入りの噛むおもちゃを口の中に常に入れておくシチュエーションを作ります。
こんなおもちゃを紐に括って投げて遊んでいます。
人の手を噛もうとする以前に口の中に他のおちゃが入っているので、甘噛みする回数が減りました。
ただし、お口の中がフリーの状態でさらに遊びで興奮状態になっている時は、まだまだ気を抜くとガブッとやられる事があります。
まあ、これでは人の手を噛んではいけないという事を教えた事にはならないので、根本的な解決にはなっていません。
リーダーウォークでリーダーシップをとる
この月齢の子犬にも既に兄弟間の序列をつけようとする習性があり、同様に人間にも序列をつけるという説がかなり支持されているようです。
専門家の中にも「犬は群れの中でさほど厳格な順位付けをしない」であるとか、「人間を犬と同列に扱って順位付けする事はない」と考える人もいますが、本当のところは犬に聞いてみないと分かりません。
どちらの意見を持つ人の本も読みましたが、私は犬は「人間にも序列をつける」という説を支持します。
従って、この説に基づいたリーダーウォークによる甘噛みの防止も効果があるのではないかと考えています。
まだ、ワクチンの接種が終わっていないので。家の中でのリーダーウォークですが、一日数分程度実施していきます。
遊びの中で歯が当たった時は遊びを中断する
犬に人間の肌に歯が当たる事の良し悪しを教える事は出来ないのだと思いますが、遊びを中断してその場を去ることを繰り返せば、犬にとっては楽しい事が中断されるという罰を受ける事になります。
根本的な解決ではないような気もしますが、かなり有効な方法のようです。
母犬のように下あごと体を押さえ付ける
これはあんまりやりたくはないのですが、多くのトレーナーや有名な専門家の人たちが推奨しているしつけの仕方です。
これも賛否両論あって、犬によっては敵対心を煽る為、逆効果になったり、そもそも愛情さえあれば犬はまともに育つなんて事を言っている人もいます。
愛情だけで飼い主の言う事を聞くなら、犬のトレーナーは要らないでしょう。
心を鬼にして、あんまり激しく噛んだ時は押さえつけをやって行きます。
子犬の教育というのは、人間の子供同様に正解があるようでないような、難しいところではありますが、その都度子犬の反応を見ながら色々と試してみます。
(ライター:マルコ)