トイプードルとマルチーズは、ともに愛玩犬としてとても人気がある犬種で、初めて犬を飼うような初心者でも飼い易いと言われています。
最近は、トイプードルとマルチーズのミックス犬の「マルプー」も人気ですが、マルプーの性格や特徴はどうなっているのでしょうか?
マルプーの特徴
マルプーはトイプードルとマルチーズのミックス犬ですが、大手ペットショップでは、トイプードルとマルチーズの特徴を以下のようにざっくりと評価しています。
両方とも初心者におすすめの犬種であることは間違いありませんが、しつけのし易さではトイプードルがやや上、手入れの簡単さでは直毛で毛玉になりにくいマルチーズがやや上となっています。
犬種としての特徴は予測しにくい
マルプーは、トイプードルとマルチーズの中間の特徴になるという訳ではなく、個別の要件に対してどちらの特徴が出るか分からないという事です。
どちらの犬種も個体差がありますので、例えばしつけの項目の場合、トイプードルが3~7点の幅があって平均が5点になっているようなものです。
マルチーズの場合は1~5点の幅で平均が3点になっているとしたら、マルプーは1~7点の幅で平均が4点になるイメージでしょう。
一般的なトイプードルとマルチーズの特徴
一般的なトイプードルとマルチーズの特徴は以下の通りと言われています。
トイプードルの特徴
- 頭が良い
- 性格が温厚
- 巻き毛で毛が抜けにくい
- 人懐っこい
- 落ち着きがない
- 体臭が少ない
- 無駄吠えが少ない
マルチーズの特徴
- 頭が良い
- 性格が温厚
- 直毛で毛が抜けにくい
- 人見知りする
- やや神経質
- 無駄吠えがやや多い
マルプーの特徴
トイプードルとマルチーズの特徴から、マルプーの特徴は以下のようになります。
- 頭が良い
- 性格が温厚
- 直毛からきつい巻き毛で毛が抜けにくい
- 懐き易さは個体差が大きい
- 無駄吠えの多さは個体差が大きい
頭が良くて性格は温厚ですから、しつけはやり易いとは思いますが、人懐っこさや無駄吠えの多さはかなりの幅がある事になります。
また、外見上も様々で白の直毛からマルプー各色の巻き毛、そしてその中間の色や毛質の子もいるようで、これが犬種として確立されないゆえんとなっているのでしょう。
体の大きさも、マルチーズの方がトイプードルよりもやや小ぶりですので、マルチーズの中でも小さめの子からトイプードルの中でも大きめの子までかなりの幅があります。
成犬になるまで固定されない特徴もありますので、毛質や性格、体の大きさなど、どのような変化を遂げるのかが楽しみな犬とも言えるでしょうか。
そろそろ生後3ヶ月にならんとする我が家のマルプーモコは、人懐っこくて元気一杯なのは良いのですが、大人しさと興奮し易さが同居しているような性格で、好きな遊びをしだすと極度に興奮してガブガブと手や足を噛んできます。
無駄吠えについては、一度要求吠えらしきものがあったっきりで、それ以来は今のところありません。
【マルプー生後2ヶ月の要求吠え】
【マルプー生後2ヶ月の暴れっぷり】
ミックス犬は体が弱い?
ミックス犬には血統書がありません。
ですから、人気があるからという理由で、高齢の母犬に出産させているケースもあるかも知れませんし、健康な若い母犬が出産しているかも知れません。
逆に多様な遺伝形質を持つことで体が強い可能性もありますので、ミックス犬だからと言って体が弱いとは限りません。
ただし、上記の理由によって、性格などの特徴と同様に、体がとても弱い子からとても強い子まで、かなりの幅があるという事になります。
幅のあるミックス犬こそ、ペットショップではなくブリーダーから
ペットを購入する時はペットショップとブリーダーのどちらが良いのか?というのは誰しもが最初に考える事だろうと思います。
私の場合は、近くにマルプーのブリーダーさんがいなかった為、ペットショップで購入しています。
それで特に体の弱い子だったと言った事はありませんが、血統書が付かないミックス犬の場合こそ、ミックス犬は性格や健康状態に幅がありますので、ブリーダー検索サイトなどでブリーダーを訪問して親犬の年齢や健康状態、性格などを確認した方が良いと思います。
(ライター:マルコ)
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