初めて犬を飼うと決め、さあいよいよ子犬選びという場合、雄と雌ではどちらが飼い易いかと考えてしまいますね。
どちらが飼い易いかは雄と雌というよりも個体差が大きいようです。
しかしそれでは飼ってみないと分らないことになりますね。
雄と雌とでは基本的なことが少し違うので、それをご紹介したいと思います。
雌を選ぶ場合
ペットショップで子犬を購入する場合、一般的には雌の方が少し割高になっています。
これは繁殖させることができるという理由からのようです。
繁殖をさせるつもりがないのなら、早い時期に避妊手術をしておく方がいいですね。
そのままにしておくと年に2回は必ず発情期があり、生理になります。
犬は生後1年くらで最初の生理が来ます。
早い犬なら8ヶ月くらいで生理が来る犬もいます。
犬の生理は2週間ほど続く場合もあるので、室内犬の場合は部屋や敷物を血液で汚すことは覚悟しておく必要があります。
基本的に犬の発情は一生続きます。
人間のように閉経を迎えることはないようですよ。
また、高齢犬になってくると子宮器系の病気になりやすく、結局は手術が必要になるケースが出てきます。
しかし高齢になってからの手術は犬にとっても危険なことなので、できれば元気な若い頃に子宮を摘出しておいた方がいいですね。
手術は雌の場合、開腹手術を行うので1日の入院が必要です。料金は病院によっても違いがありますが、5~6万円くらいは必要でしょう。
雄を選ぶ場合
雄の場合も去勢手術はしておく方がいいですね。
雄の場合は年に2回の雌の発情期のときに餌も食べなくなる犬もいます。
夜も寝ない、餌も食べないでげっそり痩せてしまう雄犬もいます。
ストレスを溜めないためにも、やはり早い目の去勢手術をしておくことをお勧めします。
また、高齢犬になってくると前立腺肥大や睾丸に癌ができてしまうこともあるので、命取りになってしまいます。
雄の場合も若いうちに去勢手術を受けておく方が安心です。
雄の場合は睾丸を摘出するので、雌のように開腹手術する必要がなく比較的簡単な手術になります。
料金も3万円くらいで、入院の必要はありません。
雄と雌の性格の違い
雌の方がおとなしいと言われることが多いと思いますが、本当にこればかりはその犬によります。
雌でもとんでもなく気の強い犬もいます。
うちにも同い年の雄と雌がいますが、生後1年半くらいまでは雌の方が成長も早く、気も強かったです。
並んで餌を食べさせていると自分の分はさっさと食べてしまい平気で雄の分まで取って食べていました。
雄の方が強くなったのは、ある日一念発起したように猛然と雌に喧嘩をしかけました。
日頃のストレスが溜まっていたのでしょう。
凄い勢いで頭に飛び掛り、何度か噛みました。
お陰で雌はおしっこをちびるくらい怖い思いをしたようです。
幸い大事には至りませんでしたが、この日を境に立場が逆転です。
うちの場合は結果的に雄が頑張ってリーダーの座を奪い返しましたが、多頭飼いしている場合はリーダー犬は雄だけとは限らないようです。
身体の大きさにも関係がないようですよ。
やはり人間と同じように、気持が強い者がリーダになるようです。
雄と雌どちらが飼いやすいということは本当のところ答えようがありません。
家族がどちらを望むかだけの問題だと思います。同じ種類の犬なら体格は雄の方が一回り大きいのが普通です。
また抱いたときの感触が雄はやはり硬いがっしりした感じを受けますが、雌は身体全体が丸く柔らかい感じです。
吠え方も雄と雌では違いはありません。よく吠える犬は雌にも雄にもいます。
よく考えて、家族に合った子犬を選んでくださいね。でもどちらを飼っても可愛いことには違いがありませんよ!
(ライター:くぅ)